マルチ商法業界から献金を受け、業界寄りの国会質問をしたと指摘されている民主党の前田雄吉衆院議員は15日夜、小沢一郎代表と都内で会い、混乱を招いた責任を取り次期衆院選での党公認を返上し離党すると表明、了承された。小沢氏は16日未明に緊急記者会見し、前田氏が次期衆院選に出馬しないと述べた。

前田雄吉衆院議員の離党の件で記者会見する民主党の小沢代表=16日午前0時21分、東京・永田町の党本部
民主党は前田氏の自主的な離党で事態を沈静化したい考えだが、党のイメージダウンは避けられない。衆院の早期解散の可能性もある中で、政権交代を目指す小沢一郎代表の選挙戦略にも影響を与えそうだ。
前田氏はこれに先立ち15日午後、国会内で記者会見し、14日夜に都内の小沢氏の個人事務所で約2時間にわたり事情聴取を受けたことを明らかにした。その際、小沢氏から、議員辞職などの対応について「おまえが決めることだ」と言われていたという。
前田氏はこの会見では「後ろめたいことはない」と述べ、議員辞職などをする考えがないことを強調していた。
小沢氏は14日の記者会見で「業務停止命令のところから受け取って、そのままにしているのは非常に不適切だ」と前田氏を批判。党としての対応を早急に決める考えを示していた。(共同)
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