【ニューヨーク3日共同】総資産規模で米銀5位の大手ウェルズ・ファーゴは3日、同4位のワコビアと合併することで合意したと発表した。金融危機で経営不安が高まっているワコビアをウェルズ・ファーゴが事実上、買収することになる。買収額は151億ドル(約1兆6000億円)。

ニューヨークのマンハッタンにあるワコビアの支店=9月(共同)
ただ同首位シティグループが先月29日、ワコビアの主力である銀行部門の買収で合意したと発表しており、この取引に深く関与した米政府機関の連邦預金保険公社(FDIC)は「シティとの合意を支持する」(ベアー総裁)との声明を公表。シティも「ワコビアは契約違反」と指摘しており、当局を巻き込んで、ワコビアをめぐる異例の買収合戦が繰り広げられる展開となった。
ウェルズの取引にはFDICは関与せず、ウェルズはワコビアのすべてを買収するという。
ウェルズとワコビアが合併すると、総資産規模は1兆4210億ドル(約150兆円)、店舗数約1万800に上る、米有数の巨大金融機関が誕生する。シティと合併の場合は、世界最大級の金融機関となる。(共同)
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