農林水産省は28日、汚染米不正転売問題を受け、食糧法を改正し、コメ取扱業者に対する規制強化の検討に入った。来年の通常国会に法案を提出する。加工・販売の記録義務付けの法制化も目指す。この日の「事故米対策本部」の2回目の会議で決めた工程表に盛り込んだ。

事故米対策本部の会議で訓示する石破農相(中央)=28日午前、農水省
食糧法は2004年に大幅改正され、コメ流通の規制緩和を進める観点から、販売業者については登録制を廃止し、届け出制に切り替えた。しかし、今回の汚染米転売で、米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)などの事業者の不正行為が放置されていた状況を踏まえ、農水省は一定の流通規制が必要と判断した。
このためコメ流通に詳しい専門家を中心に検討会を設置、悪質業者にコメを扱わせないようにする方法を検討する。コメ関連商品については原料米の原産国表示の義務化や、流通段階でコメの行方を把握するためのトレーサビリティー(生産履歴)システムの導入などと合わせ、11月中に新制度の骨格をまとめる。
食品偽装が頻発していることから、日本農林規格(JAS)法を改正し、表示違反などに対する罰則も強化する方針。(共同)
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