中山成彬国土交通相(65)は28日、日教組への批判など一連の問題発言について責任を取って麻生太郎首相に辞表を提出し、受理された。首相は同日、記者団に対し、自身に任命責任があることを認めるとともに「発言は、甚だ不適切で大変残念だ。国民、関係者に心からおわびする」と陳謝した。首相は28日夜、官邸に金子一義元行政改革担当相(65)を呼び、中山氏の後任に起用することを伝達。金子氏は29日に皇居での認証式を経て正式就任する。

厳しい表情で辞任の記者会見をする中山国交相=28日午前11時6分、国交省

辞表を提出し首相官邸を出る中山国交相=28日午前9時37分
閣僚が在任わずか5日で辞任に追い込まれるのは異例で、麻生政権にとって大きな痛手となった。11月に想定する次期衆院選に影響を与えるのも必至。与党内では予算委員会での野党側の厳しい追及を避けるため、各党の代表質問が終了する10月3日の衆院解散を求める声が強まりそうだ。
中山氏は辞任後、国交省で記者会見し「臨時国会の審議に支障があるとすれば私の本意でない。スムーズな審議のため身を引くことを決意した」と辞任理由を説明した。
首相は今後の信頼回復について「後任を選任し、その人がきちんと対応していく。地道な努力が必要だ」と述べた。また、河村建夫官房長官は記者会見で政権への影響に関し「ダメージがないと言えばうそになるが、政治の遅滞は許されない。信頼回復に全力を尽くす」と強調した。(共同)
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