【イスラマバード6日共同】ムシャラフ前大統領辞任に伴うパキスタン大統領選挙が6日、上下両院と4つの州議会で行われ、選挙管理委員会の暫定集計によると、連立政権を率いる下院第1党パキスタン人民党のアシフ・アリ・ザルダリ共同総裁(53)が有効投票数の約7割を獲得し圧勝、当選した。
6日、イスラマバードの首相官邸で開かれた夕食会で、ギラニ首相(右)から大統領当選の祝福を受けるアシフ・アリ・ザルダリ氏(AP=共同)
ザルダリ氏は昨年末に暗殺された故ブット元首相の夫。軍人出身で約9年間にわたり事実上の独裁体制を敷いたムシャラフ氏が政権を追われ、文民出身のザルダリ氏がイスラム圏唯一の核保有国のかじ取りを担う。だが軍との関係が薄い同氏の権力基盤は盤石でなく、テロ頻発など課題は山積しており、今後も政局の混乱が続く恐れもある。
ザルダリ氏は当選後に演説し「独裁から民主主義を取り戻すという妻の夢を達成できた」と述べた。
連立政権は8月、ムシャラフ氏弾劾の動きを強め、辞任に追い込んだ。しかしムシャラフ氏が解任した最高裁判事の復職などをめぐる対立が原因で、下院第2党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派は連立を離脱、サイード・ザマン元最高裁長官を擁立した。(共同)
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