神戸夙川学院大(神戸市)の学生12人が阪神大震災で被災したカップルのために企画した結婚式が、12月6日に神戸空港で行われる。「震災から希望と夢を」との願いを込め、自らの被災体験とも向き合いながら準備を進めてきた学生たちの取り組みが実を結ぶ。

結婚式で演奏するハンドベルを練習する木下雄太さん(手前右)ら神戸夙川学院大の学生たち=11月27日、神戸市中央区
メンバーが「震災の影響で多くのカップルが挙式を断念した」との話を聞いて思い付き、昨春から企画をスタート。資金集めや式場選びを進め、公募に応じた約10組の中から、勤め先などが被災したカップルを選んだ。
「震災は悲しい歴史だけど、新たに生まれる思い出作りを手伝いたい」と意気込む2年生木下雄太さん(19)は、神戸市の自宅が半壊し幼稚園の友人を亡くした。
つらい思い出を最初はメンバーに伝えていなかったが、準備に取り組む過程で徐々に打ち明けた。「心のどこかで避けてきた記憶と向き合うことになった」と木下さん。
被災していないメンバーとの意識の差を感じ「被災者の傷はみんなが思うより深い」と訴えたことも。中心メンバーの2年生森山あかりさん(20)は「震災を知らないわたしたちも『伝えていきたい』という気持ちがより強くなった」と語る。(共同)
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