【ワシントン1日共同】オバマ次期米大統領は米中部時間の1日午前(日本時間2日未明)、シカゴで記者会見し、ヒラリー・クリントン上院議員(61)の国務長官起用を正式発表した。内外で知名度の高いクリントン氏の起用は次期政権の目玉人事。大統領選の指名争いでオバマ氏と党内の支持を二分したクリントン氏を重要閣僚の国務長官に据えることで、挙党態勢を構築する狙いがある。

1日、シカゴでヒラリー・クリントン上院議員(右)の国務長官起用など、次期政権の人事を発表するオバマ次期米大統領(AP=共同)
オバマ氏はクリントン氏の指名について「素晴らしい知性の持ち主で、米国の外交の刷新を象徴する」人事だと強調。クリントン氏は「この重要な時期に政権に参加できることは光栄だ」と抱負を語った。
またロバート・ゲーツ国防長官(65)の留任と、国家安全保障問題担当の大統領補佐官としてジェームズ・ジョーンズ前北大西洋条約機構(NATO)軍最高司令官(64)の起用も発表。イラクからの米軍撤退やアフガニスタンでのテロ組織掃討、北朝鮮やイランの核問題など課題が山積する外交・安全保障政策チームの中核に重量級をそろえた。
このほか初の黒人司法長官としてエリック・ホルダー元司法副長官(57)、国土安全保障長官に女性のジャネット・ナポリターノ・アリゾナ州知事(51)、国連大使に黒人女性のスーザン・ライス元国務次官補(44)を充てることも発表した。
クリントン氏はファーストレディー時代に外遊を重ね、各国元首の間にも知己が多い。女性国務長官はクリントン前政権下のオルブライト氏、現職のライス氏に続き3人目。上院の承認を経て正式就任する。(共同)
「くまにちコム」に掲載の記事、写真等の無断転載は禁じます。著作権は熊本日日新聞社または、各情報提供者にあります。
Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun