自民党は2日、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度について、医療給付費に充てる財源の公費(税)割合を現在の50%から55%に引き上げ、高齢者の負担を軽減することを軸に、来春までに党独自の見直し案をまとめる方向で検討に入った。
早ければ来年4月にも衆院解散、総選挙が行われる可能性があると想定し、マニフェスト(政権公約)に見直し案の骨格を盛り込む狙い。
今年4月にスタートした同制度をめぐっては、舛添要一厚生労働相が9月に見直しを提唱し、政府は約1年間議論した上で来年秋ごろまでに「必要な見直しを検討する」としていた。これに対し自民党は検討作業を前倒しで進め来年2-3月に見直し案の骨格をまとめ、議論をリードしたい考え。ただ、公費負担増分を賄う新財源について具体案は出ていない。
後期医療の年間給付費約11兆円(本年度予算ベース)の財源は、高齢者自身の保険料負担が10%、現役世代の支援金が40%、公費投入が50%。党内では、公費分を55%に増やすとともに、高齢者負担分を5%に軽減する案が浮上している。(共同)
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