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健康・医療

重症妊婦専門病院を指定へ 妊婦死亡問題で都協議会 2008年11月28日

 脳内出血の妊婦が東京都立墨東病院など8病院に受け入れを断られ死亡した問題を受け、学識経験者でつくる都の協議会は28日、会合を開き、脳疾患や心疾患を併発するなど重症に陥った妊婦をすべて受け入れる緊急対応の病院を、都内で指定することを決めた。

 協議会は総合周産期母子医療センターと救命救急センターを併設した既存の病院から選ぶ方針。来月予定の次回会合で3、4病院を候補に挙げ、必要な体制の整備など具体策を検討する。

 これまでは都内を8地域に分け、それぞれの地域にある総合周産期医療センターが症状の重い妊婦を受け入れていたが、搬送先を探す手間を省き短時間で妊婦を受け入れ診察するため、新たに指定された病院が一括して対応する。

 緊急対応の病院は、産科医が窓口となり、手術室や新生児集中治療室(NICU)と連携して対応。ほかの病院でも診療可能と判断すれば、再搬送もする。

 緊急対応病院指定とは別に、協議会は産科医の負担を減らすため、母体の搬送調整をするコーディネーターを配置することも検討している。

 東京で10月、妊婦が死亡した問題では、妊婦の搬送依頼を受けた墨東病院が産科当直医が1人しかいないことを理由に、7病院はNICUの満床などを理由に受け入れを断った。妊婦は最終的に受け入れた墨東病院で出産後、脳内出血の手術を受け死亡した。

 11月から、墨東病院の当直医が1人の場合は、都内のほかの総合周産期医療センターが交代で搬送を受け入れる輪番制を導入している。(共同)



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