厚生労働省は、新型インフルエンザの流行時に、特定の患者には電話診療だけでタミフルなどの治療薬を処方できるようにすることなどを盛り込んだ対策指針の改定案をまとめ、20日開かれた専門家会議に示し、了承された。患者の殺到が予想される医療機関の混乱を抑えるのが狙い。
流行初期の拡大抑止策として、いずれかの都道府県で1例目の患者が確認され、感染拡大の恐れがある場合には、その都道府県全域で学校閉鎖に踏み切ることも盛り込んだ。
電話診療を可能にするのは、慢性疾患があるなどで定期的にかかりつけ医で受診している患者。自宅にいる患者と医師が電話で話し、新型インフルエンザへの感染が診断できた場合には、ファクスなどで治療薬の処方せんを患者宅に送り、患者が薬局で薬を受け取れるようにする。
慢性疾患の患者に対しては、普段服用している薬を長期間分まとめて処方してもらえるようにするなどして医療機関の受診を減らす措置も取る。
指針は昨年3月に策定され、分野別に計13種類ある。今回改定されるのはこのうち九指針。(共同)
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