厚生労働省エイズ動向委員会は19日、1985年に集計を始めた国内のエイズウイルス(HIV)感染者とエイズ患者の累計が1万5000人を超えたと発表した。
今年7月からの3カ月間に新たに報告された感染者は、四半期ベースで過去最多の294人で、累計は1万247人に。新たにエイズと判明した患者も四半期ベースで119人と、過去2番目の多さ。感染者と患者の合計は1万5037人に達した。
委員長の岩本愛吉東京大医科学研究所教授は「男性の同性間での感染が右肩上がりに増えている。これが増えると、いずれ一般にも感染が広がる恐れがあり、日本全体にとって重大な問題だ」としている。HIV検査の件数が増えていることも、新たに感染者が見つかる一因という。
四半期の感染者数はこれまで、昨年10-12月の277人が最多だった。今回の294人のうち282人(96%)が男性で、211人(72%)が同性間の性的接触で感染した。異性間の性的接触は男女合わせて54人(18%)だった。(共同)
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