宮崎駿監督のアニメ映画「となりのトトロ」の舞台とされ、東京都と埼玉県境に広がる狭山丘陵の自然保護に取り組む「トトロのふるさと財団」が設立10周年を迎え、埼玉県所沢市で29日、宮崎監督を招いて記念シンポジウムが開かれた。

「トトロのふるさと財団」設立10周年の記念シンポジウムに出席した宮崎駿監督=29日午後、埼玉県所沢市
同財団は会員らから寄付を募り土地を買い取るナショナルトラストの手法で、里山の環境保全に取り組む日本で初めての財団法人。これまでに約1万5000平方メートルを取得した。
シンポジウムでは、所沢市在住で財団顧問でもある宮崎監督が「美しい風景が少しずつできている」と10年間の活動を評価。「自分なりのスタンスで無理せず、次の世代に運動を持続させていくレールづくりが必要。映画でお客を集めるのも大変。わたしが30分しゃべって何とかなるという考えでは緑は守れません」と述べた。(共同)
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