【ニューヨーク28日共同】AP通信によると、米社会福祉事業家ヘレン・ケラーの半生を題材にした戯曲「奇跡の人」の原作者として知られる劇作家のウィリアム・ギブソン氏が25日、東部マサチューセッツ州の自宅で死去した。死因は明らかにされていない。94歳。

ウィリアム・ギブソン氏=03年1月、米マサチューセッツ州(AP=共同)
ニューヨーク市生まれ。大学で創作を学んだ後、小説家として出発。劇作家に転じた。
視力、聴力を失い、話すこともできない3重苦の障害を克服したケラーと女性家庭教師のアン・サリバンの交流と葛藤を描いた「奇跡の人」は1959年にブロードウェーで舞台化されると大ヒットとなり、トニー賞作品賞を受賞。映画化(62年)もされ、全世界に感動を与えた。
しかし、サリバンがケラーの手に井戸水をかけ、「ウオーター」との言葉を理解させ、ケラーが初めて発声したとのエピソードは戯曲における創作で「過剰な演出」と批判も受けた。(共同)
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