画家の岡本太郎さん(1911-96年)が原爆をテーマに制作し、東京・渋谷駅の連絡通路で展示されている巨大壁画「明日(あす)の神話」のデッサンが、東京の岡本太郎記念現代芸術振興財団の資料室で見つかり、28日、報道陣に公開された。

発見された、岡本太郎さんの「明日の神話」のデッサン=28日、東京都港区の岡本太郎記念館
完成品と同様に、骸骨やきのこ雲が木炭で一気に描かれており、制作に向かう衝動などを物語る貴重な資料となりそうだ。29日から同財団が運営する東京・南青山の岡本太郎記念館で一般公開される。
デッサンは高さ30センチ、幅182センチで、セロハンテープでつなぎ合わせた3枚の紙の上に描かれていた。昨年11月、川崎市市民ミュージアムの学芸員が、スケッチ類を入れた紙箱の中に折り畳まれた状態で保管されていたのを見つけた。
同記念館の平野暁臣館長は「『明日の神話』には油彩の下絵5点が現存するが、すべて壁画制作の設計図のようなもの。今回のデッサンはわきあがってきたイメージを定着する営みの発露。壁画制作の始点であり、原子核のようなもの」と話している。(共同)
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