岩手県西和賀町教育委員会は27日、同町の「大台野遺跡」から見つかっていた後期旧石器時代の木炭片が、放射性炭素年代測定で3万5000年前ごろのものと確認されたと発表した。同じ地層からは鉄鉱石も出土しており、遺跡から鉄鉱石が出土した「国内最古級」の事例という。
出土品の調査、整理に参加した考古学に詳しい菊池強一岩手大非常勤講師は「後期旧石器時代の遺跡から鉄鉱石が出土するのは極めて珍しく、国内最古級の可能性がある」と指摘。「鉱脈は遺跡から5キロ以上離れた下流にあり、人為的に持ち込まれたのではないか」と話している。
同時期の中国、ロシアの例から「祭祀に使おうとしたとも推定できる」という。鉄鉱石は親指大で、3・5グラム前後。遺跡中央部の地表で深さ約90センチの層に、木炭片や石器と一緒に4つ出土した。(共同)
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