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四万十川と宇治の景観文化財に 文化審議会答申 2008年11月21日

 文化審議会(石沢良昭会長)は21日、高知県の「四万十川流域」と京都府宇治市の「宇治」の風景を国の重要文化的景観に選定するよう塩谷立文部科学相に答申した。6世紀後半から7世紀の6つの大規模古墳からなる「壱岐古墳群」(長崎県壱岐市)など9件の史跡指定も求めた。

 文化財の新分野として2005年に設けた重要文化的景観で、「四万十川」のように流域全体を指定するのは初めて。

 審議会はこのほか、八代海に現れる蜃気楼現象の一種「不知火」の展望地を含む「不知火および水島」(熊本県八代市、宇城市)など2件を名勝、東京都練馬区にある植物学者牧野富太郎の業績をしのぶ「牧野記念庭園」(牧野富太郎宅跡)など3件を登録記念物にすることも答申した。

 文化的景観のうち「四万十川流域」は源流から下流までの自然や棚田、沈下橋、歴史的な街並みなどがつくる景色を「上流域の山村と棚田」「下流域の生業と流通・往来」などに分け5件の文化財とする。「宇治」は宇治川と両岸にある市街地、周辺に点在する茶園が織りなす景色が対象。

 文科相が近く答申通りに選定、指定を行い重要文化的景観は全国で15件、重複を含め史跡は1640件、名勝は351件、登録記念物は44件となる。(共同)




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