地域活性化、若者の力で 熊本と鹿児島の高校生らシンポ
熊本日日新聞 | 2020年11月30日 07:30
熊本と鹿児島でそれぞれ地域活性化に取り組んでいる高校生らのシンポジウム「ワカモノによる地方創生」が29日、オンラインであり、参加した3団体が「人とのつながりを大切に活動を続けたい」と決意を語った。
内閣府の地方創生事業の一環。熊本県内からは、耕作放棄地の解消に取り組む小中高校生でつくる氷川町の「株式会社氷川のぎろっちょ」と、ボランティアと観光を組み合わせたイベント「ボラ観」を企画している人吉高、鹿児島から動画やSNSなどを通じて地元をPRしている川内商工高の計3団体が参加した。
熊本会場となった熊本朝日放送(熊本市西区)のスタジオで、鹿児島の高校生とモニター越しに対面。互いにこれまでの活動内容や自らの思いなどを報告し合った。
ぎろっちょは、会社の設立や運営の困難さを仲間と一緒に乗り越えた経験などを紹介。人吉高は「若者の力やつながりを生かし、地球温暖化など予測できないことにも負けない地域づくりが必要」などと訴えた。(飛松佐和子)