好評!間伐材のカーペット 県産ヒノキを使用
フリー工業とザイソー橋口
「パソコンを使うフロアでも木のぬくもりを味わってほしい」と話す長岡龍二・フリー工業専務=熊本市
 県産材を使った国内初のオフィス用「木製カーペット」が販路を広げている。県出身者が経営トップを務める東京の土木業、フリー工業が考案し、芦北町の木材加工のザイソー橋口が地元産ヒノキの間伐材を使って製造。販売先は都庁など三十カ所に上っている。

 フリー工業の長岡信玄社長、長岡龍二専務はともに熊本市出身。事業の主軸はのり面工事だが、「間伐材を有効活用したい」と二〇〇三年に開発した。

 カーペットは製材した板(横八・六センチ、縦二十五センチ、厚さ一・五センチ)の側面に連結用の凹凸を設け、柔軟に折り曲がるようにした。乾湿に伴う木の伸縮に合わせ、凹凸に二ミリの余裕を持たせる工夫などで〇四年に特許を取得した。床下配線に応じた加工も可能という。

 価格は一平方メートル当たり一万二千円で通常のオフィス用布製カーペットの約二倍。長岡専務は「耐久性があり、長期的には低コストになる」としている。

 香りの良さや掃除の簡単さが好評で、熊本市の県技術短大や五木村の五木東小のほか、林野庁、都庁などでも採用され、現在も十カ所で施工中だ。

 布製からの張り替えに対応し、厚さ六ミリのタイプも開発。販売拡大を目指す。(森本修代)
熊本日日新聞社 2008年8月23日朝刊

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