吟醸米利用の無添加せっけん 米ぬか成分に美肌効果
河津酒造
吟醸米で作ったせっけんを手にする河津酒造の河津江美・代表代理=熊本市
 河津酒造(阿蘇郡小国町、河津悦雄社長)は、吟醸酒を造る過程で大量に発生する米ぬかを利用して無添加せっけんを開発した。「蓬莱(ほうらい)」の商品名で二十四日に発売する。

 同酒造によると、吟醸米で清酒に使われるのは心白と呼ばれる米粒の中心部分のみ。栄養価があるにもかかわらず、外側の白ぬか、中ぬかなど約六割は精米の過程で削られ、その量は年間約五トンにも上るという。

 大半が家畜の飼料に回っているが、これをせっけんの材料として有効活用することを発案。ベンチャー企業のM2ウィン(熊本市)と共同で、県産業技術支援センターの協力を得ながら、米ぬかの成分を生かせるよう水を使わずに圧縮させる製法を用いて、せっけんを作った。

 さっぱりした洗い上がりで、米ぬかに含まれるビタミンやミネラルが肌荒れを防ぎ、美肌効果があるという。河津酒造の直営店「地酒屋」(小国町)で販売。一個(八十グラム)二千八百円(税込み)。月千個の売り上げを見込む。

 同酒造の河津江美・代表代理は「もったいない精神がこの商品を作ったきっかけ。蓬莱はうちの清酒のブランド名で看板商品に育てたい」と話している。(伊豆信太郎)

熊本日日新聞社 2008年5月17日朝刊

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