大都市圏で人気 温度管理徹底、長期熟成が売り
山内本店(菊陽町)の味噌
関東や関西など大都市圏で売り上げを伸ばしている「無添加まぼろしの味噌」=菊陽町の山内本店
 みそ・しょうゆメーカーの山内本店(菊池郡菊陽町)の主力商品「無添加まぼろしの味噌」が大都市圏で販売を伸ばしている。長期熟成が売りの「こだわり」品として人気を呼び、発売から十五年かけて関東や関西などの計二千店に並ぶまでになった。

 麦と米麦合わせの二種類があり、原料は国産の大豆や大麦、米、塩。熟成期間を通常の一~二カ月より長い三カ月に設定。細やかな温度管理でコクや香りを高めたのが特徴、としている。

 このみその商品化は一九九二年。全国味噌鑑評会の受賞を機に「出品みそを商品化してほしい」との客の要望を受けたのが発端。なかなか人気は出なかったものの東京都内のみそ問屋の扱いがきっかけで〇三年以降、取扱店が急増。現在は関東の百貨店や高級スーパーなど二千店に広がった。

 同社の売上高(〇六年十二月期)は約八億円で、うち県外が約三割。このみそ商品が引っ張った格好だ。山内彰雄社長は「こだわり商品としての認知がうれしい。他社との価格競争にならないよう購買リピーターを増やしたい。さらに関東・関西の販売に力を入れる」と話している。(中原功一朗)

熊本日日新聞社 2007年12月27日朝刊

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