県産小麦でドイツパン再現
「熊本シュトレン」24日発売 ブランド化へ競合店が協力
県内12のパン屋さん
熊本シュトレンを作るパン職人
24日に発売する熊本シュトレン
県内十二のパンの店は二十四日、県産小麦と同じレシピを使ってドイツの伝統パンを再現した「熊本シュトレン」を一斉に発売する。熊本ブランドとして定着させ、県産小麦の消費拡大や業界活性化につなげたい考え。競合各店が共通商品を作り販売する珍しい試みとして注目されそうだ。

 熊本市川尻のガトーアンリーや阿蘇市の古木屋など七市町村の十二店で、今年五月、勉強会として九州ソレイユブーランジェリー(佐藤友紀代表)を発足、共通商品のアイデアが持ち上がった。丸菱(益城町)と熊本製粉(熊本市)も試作に参加、熊本ブランドづくりに協力した。

 熊本シュトレンは、ドイツのドレスデン地方に伝わるシュトレンと呼ばれるクリスマス用パンの配合をもとに作った。ドライフルーツとバターを一緒に練って焼き、日持ちが良く、次第にドライフルーツの味が濃くなるのが特徴だ。

 熊本カラーを出すため県産小麦の「南のめぐみ」を使い、ほかはドレスデン仕様を踏襲した。ドイツでは、クリスマスの一カ月前から薄く切って食べる習慣があり、欧米で人気が高いという。

 価格は一個千円前後の見込みで、十二月下旬までに三千個を販売する。佐藤代表は「派手ではないが奥深い味。熊本を代表するパンに育てたい。来年は県産のバターやデコポンを使うなど地元素材にもっとこだわりたい」と話している。

 問い合わせはブロートハウス(電)096(338)1550。(伊豆信太郎)

熊本日日新聞社 2007年11月9日朝刊

Copyright Kumamoto Nichinichi Shimbun <メード・インくまもと>