北京の大型店に初進出 |
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売り場の商品は二十一種類。魚が泳ぐ水槽も置かれ、同社の中国人店員が、水槽の水を浄化するブロック「エコ・バイオリング」を客に説明していた。 価格は五千四百円と日本より約二千円高いが、売れ行きは好調。初日の同社の売上高は九万円に上った。 阪本惠子社長(54)は「中国では暮らしが豊かになるにつれ、環境製品への関心も高まっている」と満足げだ。 ビッグバイオは二〇〇〇年設立のベンチャー。納豆菌の一種を利用した浄化作用のある製品や消臭剤など環境商品を開発してきた。国内公共事業への参入で成長の道を探ったが、製品の質よりも過去の実績が問われ苦戦が続いた。 「海外なら製品の良しあしだけで判断してくれる」。中国進出を決めた理由だ。 中国で販売の柱にしたのが水槽用浄化ブロック。富裕層は大型の薄型テレビと同様、珍しい熱帯魚や大型水槽を“豊かさ”の象徴とみなし、競うように買っているという。阪本社長によると、七割の富裕層が水槽を所有。それも日本より大きい。「うちの製品の需要は高い」と話す。 昨年六月、上海市のデパートで実施した試験販売では水質浄化製品やペット用の消臭スプレーが好調だった。 一方で日本で売れる製品が、海外で成功するとは限らないことも学んだ。浴室向け商品はその一例。試験販売ではあまり売れず持ち帰ることになった。阪本社長は中国人と話す中で「入浴時に浴槽につかる習慣がなく、需要は高くない」と分かったという。 売れ行き好調な浄化ブロックは、北京市の別のイトーヨーカ堂の店にも置かれることになった。上海市の商業施設には近くビッグバイオ直営店もオープンする。 少しずつ軌道に乗り始めた中国事業。ビッグバイオは〇九年三月期の売上高を前期比約10%増の約四億円と見込む。 「需要があればどこの国でも売りたい」。阪本社長は手応えを得た中国に続き、年内にも中東を訪問、セールスを仕掛ける考えだ。(伊豆信太郎) |
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熊本日日新聞社 2008年7月16日朝刊
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