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骨・関節
Q 両足の変形性関節症で悩んでいます
 私は2年ほど前から、足の変形性関節症の痛みに悩んでいます。複数の整形外科に行きましたが、異口同音に「あなたの足は70歳の人と同じです」と言われます。足底板も2回作りましたが一時しのぎで暫くしたら痛みが上の方に広がってきました。両足やられていて、一歩踏み出すのも辛く、がまんしながら仕事をするしかない状況です。

 医師は、私の足は治らない、痛み止めと湿布しかないと言いますが、「そうなら身体障害6級の認定をしてほしい」と頼みましたが、「痛みだけでは無理」と言われました。6級をもらえたら各種の補助があり、働く上でも助かるのです。

 私の足は治らないのでしょうか。また、治らない場合は6級の認定は無理なのでしょうか。(会社期間従業員、男性、38歳)
A 疼痛対策を中心に、再度診察を受けては
松下和徳院長
あけぼのクリニック
(熊本市白藤)
 まず、両足関節変形性関節症であり、治らないのか、というご質問ですね。

 足関節は荷重関節であるので、既に関節軟骨にレントゲン上の変化があれば、現在の治療は疼痛(とうつう)対策、すなわち消炎鎮痛剤や、短下肢装具などを使う装具療法が主体になります。

 足関節固定術という手術もあり、これを施しますと、足関節の痛みはなくなります。しかし、足の長さが短くなったり、足首が動かないことによる機能障害が新たに生じます。38歳という年齢を考えれば疼痛対策が中心となるでしょう。

 また、「70歳の足関節くらい悪い」ということですが、70歳ぐらいの年代では、膝関節症は結構多くみられるのですが、足関節は、通常は変形性変化を起こすことは少ないのです。関節軟骨の修復は、現在の臨床医療ではかなり困難なため、「治るか」ということで言いますと、治るのは難しいと思われます。しかし、除痛に関しては、まだ打つ手はあるように思います。

 次に、身体障害者手帳の申請についてお話しますと、県指定医は、患者さんからの要請があれば、等級にかかわらず診断書を書くことが義務になっています。身体障害者福祉法の障害程度等級表に示す6級レベルは、足関節機能の項によると、一下肢の足関節の機能の著しい機能障害に相当するものとして、

 (A)関節可動域10度以内のもの
 (B)徒手筋力テストで3に相当するもの
 (C)中等度の動揺性
 のいずれかに相当するものになります。

 診察しないと断言はできませんが、ご質問からは、つえ無しでの歩行状態であることから、該当しない可能性が高いと思われます。

 いずれにしても、整形外科専門医に診察を受け、あらためて納得のいく説明をお聞きになった方がよいでしょう。

 ※ 回答者=あけぼのクリニック(熊本市白藤)・松下和徳院長(整形外科)

(くまにちコム「健康・医療」2005年9月28日掲載)


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