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皮膚
Q 体のあちこちに、米粒大の血豆が…
 何年も前から、まぶたの上に赤い米粒大の血豆のようなものができています。最近同じようなものが、まぶたの下や体のあちこちにできていることに気づきました。皮膚科で診てもらったら、「老人性血管腫」と診断されました。目の近くのものは、レーザーなど当てられないそうです。今後さらに増えるのではないかと、とても気がかりです。予防法などを教えて下さい。(熊本市、会社員・女性、45歳)
A 悪性化する心配はありません
天野冨紀子副院長
天野整形外科・皮ふ科
(熊本市)
 まだ45歳とお若いのに、「老人性血管腫」と診断され精神的に落ち込んでしまっているご様子。お気持ちはよく分かります。

 肌は20歳を過ぎると老化が始まり、35歳くらいから自覚できる変化が現れてきます。シミ(老人性色素斑)やしわ、たるみ、イボ状のブツブツ(老人性疣贅=ゆうぜい)などです。老人性血管腫もその一つで、体幹(胴体)を中心に、5ミリくらいまでの小豆のような小さい赤いブツブツが多発してきます。きれいな赤色をしていますので、「さくらんぼ状血管腫」というかわいい別名もあります。中年世代から増えてきますが、10〜20歳代から初めて発症する人も多く、「老人性」という病名は適当でない、という皮膚科医の意見もあります。

 いずれにせよ、30歳以上の半数に見られる症状で、ありふれた血管腫です。悪性変化することは、まずありません。原因は、はっきりしていませんが、加齢以外に体質が考えられます。

 放置しても支障はありませんが、美容上、気になる人は、とることができます。ダイレーザー照射を数回行えば、傷跡が残らず治療できます。顔、特に目の周囲は、目を保護する特殊なコンタクトレンズを装着したり注意が必要ですので、レーザーの専門医を受診することをおすすめします。

 最近、美容皮膚科治療は、レーザーやケミカルピーリングの登場で、老化に対応する数々の医療技術が飛躍的に進歩しました。シルバー世代の増加に伴って、「アンチ・エージング(抗加齢)」をテーマに、「肌の若返り」も夢ではなくなりつつあります。ただし、美容的な治療は保険適用ではなく、自費診療となります。

 (回答者 天野冨紀子医師=天野整形外科・皮ふ科副院長、熊本市田崎)

 (くまにちコム「健康・医療」2005年10月5日付)


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