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じんましんの薬、妊娠時も大丈夫? |
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| 以前から、じんましんで困っています。初めは食べ物で急性じんましんにかかり、その後も年2回くらい出たので、皮膚科の薬を飲んだら回復しましたが、3、4年前から慢性的に出るようになりました。1、2年間は通院して薬を飲みましたが、完全には治りません。妊娠した場合に薬を続けても大丈夫なのか不安です。(女性、20歳代) |
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できるだけ避け、専門医によく相談を |
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慢性じんましんは、体のあちこちの皮膚が虫刺されのように、ぷうっと腫(は)れて、かゆい症状が1カ月以上続く場合をいいます。慢性じんましんの患者さんの80%程度が一般的な検査をしても異常がなく、原因が見つからないことが多いです。そのために、数カ月から数年にもわたって出没を繰り返し、「慢性難治性じんましん」といわれ、治療が難しく、今後の研究課題となっています。
最近、原因不明のじんましんの中に、「自己免疫性じんましん」という、血液中にじんましんを起こす肥満細胞を刺激する自己抗体をもつ特殊なタイプがあることが分かりました。
また、頑固なじんましんの背景には、膠原(こうげん)病など何らかの慢性疾患が隠れていることがありますので、皮膚科専門医を受診して、じんましん以外の症状がないか詳しく診てもらう必要があります。 また、就職や進学で生活環境が変わったり、寝不足やストレスが引き金になって発症することもあります。心理的要因や自律神経のリズムの乱れが、体の免疫力を低下させ、過敏反応を起こしやすくするといわれています。
治療は、抗アレルギー剤の内服が主体となります。いろいろな種類がありますので、内服をしてみて、じんましんを抑制できる薬が見つかれば、続けて飲みます。1カ月以上じんましんが出なくなったら、ゆっくりと減量していきます。じんましんは、生体の過敏反応の一つですから、ほとんどの人は数カ月から数年で症状が治まってきて内服しなくてもよくなります。
妊娠中の人には、100%安全な内服薬はありませんので、できるだけ避けたいのですが、妊娠の時期によっては、内服が可能な場合があります。症状がひどい人は、皮膚科医と産婦人科医によく相談の上、治療してください。
いずれにしても、慢性じんましんは、一時的な体の反応。じんましんを“赤信号”と思って、自分の生活をもう一度見直し、十分な睡眠や規則正しい生活を心がけてください。
(回答者 天野冨紀子医師、天野整形外科・皮ふ科医院副院長、熊本市田崎)
(くまにちコム「健康・医療」2005年10月25日付)
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