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相談体制の整備を 設置許可で厚労省が緊急通知 「置き去り許されない」
厚生労働省は五日、熊本市が慈恵病院(同市)の「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」の設置を許可したことを受け、「一般化すべきではない」として都道府県などへ、出産や育児に悩む人のため相談体制の整備などを求める緊急の文書を通知した。
熊本市の「ゆりかご」設置許可に対し見解を述べる厚生労働省の辻哲夫事務次官=東京・霞が関
通知は「子どもを置き去りにする行為は、本来あってはならない」と主張。児童相談所や市町村保健センターの存在を周知徹底したり、地域の中・高校生が乳幼児と触れ合うなど若い世代に命の大切さを伝える取り組みを推進するよう求めた。
通知に先立ち、同省の辻哲夫事務次官は定例会見で、「(子捨てが)あってはならないという認識は一切変わっていない。(ゆりかごは)一般化すべきではない」と主張。慈恵病院以外に設置の動きがあった場合には、安全面などを精査した上で個々のケースとして法的に判断する考えを示した。
辻次官は熊本市の決断について「医療法上の運用権者としてギリギリの判断だった」と指摘。その上で「病院では安全措置がきちんとなされている。法的に認めない合理的な理由はない」と、従来の方針をあらためて述べた。(潮崎知博)
(熊本日日新聞2007年4月6日付朝刊)
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