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「ゆりかご」厚労省回答を熊本市が発表 相談体制整備求める
厚生労働省への相談内容について報告する熊本市健康福祉局の末廣正男総括審議員=同市役所
熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)が設置申請している「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」について、同市は二十二日、法律上の課題について相談していた厚生労働省の回答内容を発表した。市によると、同省は口頭で「関係法律に違反しているとはいえず、許可しないとする合理的理由はない」との見解をあらためて示した。
同市は二十日、末廣正男・市総括審議員らが上京。対応した同省家庭福祉課の藤井康弘課長らは、「すべての前提として保護者が子どもを置き去りにする行為はあってはならない」とした上で、「医療法上の構造設備基準を満たしており、病院ということで赤ちゃんの安全に配慮されている」として、法解釈上問題なしとした。
さらに同省は(1)地域での相談体制の強化(2)若者が赤ちゃんと触れ合う機会を設けるなど命を大事にする取り組みが必要、と指摘。市に対し相談体制の整備と同時に、病院にも「ゆりかご」に預ける前の相談を求める看板の設置を指導するよう求めた。
市が当初要望した文書回答はなく、「文書にこだわらない」とする幸山政史市長の意向を受け、市側も理由は尋ねていないという。
市は同日、国と慈恵病院からの照会事項がそろったとして、担当職員が県や県警を訪問。今後の協議について協力を求めた。(田端美華)
(熊本日日新聞2007年3月23日付朝刊)
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