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設置「時間の問題」 病院理事長が意欲
熊本市の谷口博通健康福祉局長(左)に「こうのとりのゆりかご」設置に関する回答文書を手渡す慈恵病院の蓮田太二理事長(中)=熊本市役所健康福祉局長室
 熊本市に「こうのとりのゆりかご」の法律上の課題に関する回答文書を提出した同市島崎の慈恵病院(蓮田太二理事長)は二十日会見を開き、あらためて設置の重要性を強調。その上で「市長も(許可の)判断をしてくれると思う。あとは時間の問題だろう」との見方を示した。

 申請から三カ月以上が経過し、同病院にはこれまで、妊娠したものの出産を迷っている母親や、養子縁組を希望する夫婦などからの電話が七十件以上、二月末までに相談や設置への賛否のメールも百七十二件寄せられたという。

 蓮田理事長は「時間はかかっているが、今まで無駄な時間ではなかった。多くの人からの要望やアドバイスを聞くことができた。母子の幸せにつながり、社会から信頼される施設を作り上げたい」と意欲を見せた。運営についても、「不安はあるが、行政と相談しながら、院内にチームをつくって取り組みたい」と話した。

 一方、同市の谷口博通・健康福祉局長ら幹部は同日夜、厚労省との協議内容について会見。市が求めていた文書での回答がなかったことを報告したが、「上京した職員から詳細な報告は聞いていない」として、具体的なやりとりは明らかにしなかった。

 しかし、国に照会していた法的な課題など六項目については「確認作業は終了した」と強調。「病院と国の回答を突き合わせて、県警や児童相談所などと協議して判断したい」と述べた。(飯村直亮、中山智雄)

 (熊本日日新聞2007年3月21日付朝刊)

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