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「ゆりかご」設置求め慈恵病院 20日にも熊本市に回答

 熊本市島崎の慈恵病院(蓮田太二理事長)が計画している「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」に関し、同市が法律上の課題について文書で見解を求めている件で、同病院が二十日にも回答を提出することが十五日、分かった。

 市は二月二十二日、幸山政史市長が上京し、厚生労働省に文書による見解を要請。同日、市幹部が同病院を訪れ、四項目の照会事項を文書で回答するよう求めていた。

 照会事項は(1)「ゆりかご」にかかる経費の経理上の取り扱いなど医療法に関する事項(2)児童虐待防止法に関する病院の対応など四項目。同病院の回答は、「ゆりかご」に母親あての手紙を入れ、名乗り出るよう促すなどの取り組みをあらためて強調している。

 同病院は今月六日と九日に市と協議を行い回答書作成を進めていた。「疑問点をやり取りしながら十分に協議し、自分たちも勉強しながら作成した。市の設置許可が出るよう願っている」と話している。

 市は同病院の回答と国の見解を合わせて最終判断するとしているが、安倍晋三首相らは文書回答に否定的な発言をし、厚労省の辻哲夫事務次官が事実上断る考えを示している。幸山市長は「文書が難しいのであれば再度、確認した上で判断したい」としており、市幹部が再度上京する可能性も出ている。

 同病院は昨年十二月、親が養育できない新生児を保護する全国初の取り組みとして「ゆりかご」の設置を市に申請している。(田端美華)

 (熊本日日新聞2007年3月16日付朝刊)

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