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| 辻哲夫・厚労省次官会見要旨 |
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「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」設置に関する辻哲夫厚生労働事務次官の八日の会見の要旨は次の通り。
―厚労省の見解を文書で出すのか。
「法律的に認めない合理的理由はないとの見解は変わっていない。再三再四言っているように、子どもを捨てることはあってはならないこと。保護者が子どもを置き去りにすることがないように相談体制を強化するとか、若い世代が赤ちゃんとの触れ合いを進めて命を大切にすることを理解する機会を増やすよう取り組むべきだ。熊本市はこの点を十分議論して判断してもらいたい」
―文書化しないのは、安倍晋三首相の発言など官邸サイドの影響もあるのか。
「(担当課から)出すと約束したとは認識していないと聞いている。首相発言の前から、大臣と私が見解を表明し、明確な役所の解釈を示した。文書化は考えづらい、と大臣が言った通りだ」
―熊本市長は厚労省と再度協議したいと言っている。
「今、言ったことを何度でも繰り返したい。私どもの法律的な解釈は変わりない」
―その法律的な解釈を文書で回答しないのか。
「正直言って大変悩ましい問題であって、子どもを捨てることはあってはならない。そのようなことを助長してはならないことを認識して行動してきた。その状況の中であえて文書を出すかどうか。こうして問題認識を示した上で、熊本市が判断すべきことだ」
―全国に(ゆりかご設置の)動きが広がる可能性もある。国の指針を示すべきではないか。
「一般化するような指針を作る考えは全くない。何かあれば、いろんな窓口で相談に応じ、議論する。文書でどうか、というより、みなで議論して、この問題に取り組むことが大切。一刀両断に一般化することはもともと考えていなかった。医療法上の法規裁量の基準として、認めない合理的な理由はない、この責任ある意見表明が有効だ」
(熊本日日新聞2007年3月9日付朝刊)
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