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「法解釈変わりない」 赤ちゃんポストで厚労次官
 厚生労働省の辻哲夫事務次官は一日の定例会見で、熊本市島崎の慈恵病院が計画する「赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)」に、安倍晋三首相らから慎重論が出たことについて、「倫理面を強調されたと受け止めている」と述べ、熊本市に伝えた法解釈に変わりはないとの考えを示した。

 同省が二月二十二日、「病院設備の改築を否定する合理的な理由はない」との認識を示した後、安倍首相や一部閣僚が「大変抵抗を感じる」などと発言している。

 辻次官は「官邸サイドは、子を捨てることはあってはならないという認識を強く主張されたと理解している」と説明。同省内でも同様の認識を基本に議論したことを強調し、「正直言って消極的な姿勢だ」としながらも、医療法の所管官庁としての法解釈は「変わっていない」と述べた。

 最終的には「許可権者(熊本市長)の法律的、政策的な判断」と指摘。同省の役割としては「子どもを産むことの責任の重さや命の大切さを強く訴える努力をすることが大切だ」と語った。(亀井宏二)

 (熊本日日新聞2007年3月2日付朝刊)

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