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赤ちゃんポスト許可申請 慈恵病院 他病院から設置相談も
 親が養育できない新生児を預かる「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)を設置予定の熊本市島崎の慈恵病院(蓮田晶一院長)は十六日、会見を開き、十五日に施設の変更許可申請書を市保健所に提出したことを報告。「設置すること自体、医療法や刑法上の問題はない」との認識をあらためて強調した。

赤ちゃんポスト設置について報告を行う蓮田副院長(中央)ら=16日午前8時ごろ、熊本市島崎の慈恵病院(横井誠)
 また、ポストの設置を希望する病院から直接相談を受けていることも明らかにし、「熊本以外でも、いくつか設置されるのではないか」と話した。

 会見したのは蓮田院長、蓮田太二副院長、田尻由貴子看護部長の三人。保健所では十三項目の質問があり、「感染症児が預けられた場合の対応や赤ちゃんの治療費など、一つ一つについて説明し、納得してもらったと思う」と説明した。

 さらに、「熊本市の一番の懸念は刑法との関係」と話し、「設置の目的は赤ちゃんの命を助けるためであって、(保護責任者遺棄や死体遺棄などの)犯罪の幇助(ほうじょ)という認識は全くない」と理解を求めた。

 計画が報道された十一月上旬以降、同病院には六十五通のメールが届き、六割が賛成だったという。全国から約五十万円の寄付金が寄せられ、ホームページへのアクセスも七万件を超えた。「出産するが育てられない」という妊娠中の女性からの相談もあり、三人が出産後の特別養子縁組を決めたという。 (田川里美)

 (熊本日日新聞2006年12月16日付夕刊)

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