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セルバリックスが6年4カ月間、子宮頚(けい)がんを予防
 英グラクソ・スミスクライン社が開発した子宮頚(けい)がん予防ワクチン「セルバリックス」が、15〜25歳の女性776人を対象にした多施設国際臨床試験で、子宮頚がんの原因になるヒトパピローマウイルス(HPV)のうち16型と18型による前がん病変を6年4カ月間にわたり100%予防したことが、米フロリダ州で開かれた米国婦人科腫瘍(しゅよう)学会で報告された。

  この試験には、米国、カナダ、ブラジルの医療機関28施設の15〜25歳の女性1,113人が登録し、セルバリックスまたは偽薬を3回(0カ月、1カ月、6カ月)接種。6年4カ月間にわたり同じ被験者群の776人の評価項目を調べた。

 その結果、HPVの16型と18型に100%の予防効果が認められた。さらに45型と31型の一次感染に対する交差免疫(ある病原種に感染することによって獲得した免疫応答が別の病原種でもある程度有効になること)も確認された、45型には78%、31型には60%の一次感染の予防効果が確認されたという。

 HPVは約100種類の異なる遺伝子タイプが見極められており、うち15種類ほどが子宮頚がんの原因になるとされている。特に16,18、45、31型は、世界の子宮頚がんの80%を占めているという。子宮頚がんの原因となるタイプのヒトパピローマウイルスによる持続感染が、子宮頸部の細胞の異形成につながり、その後、前がん病変やがん細胞になることがあるとされている。

 セルバリックスは現在、EU(欧州連合)27カ国、メキシコ、フィリピン、オーストラリアなど55カ国が承認。米国や日本では規制当局が承認申請を審査中。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2008年4月2日)
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