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マンモ受診者、わずか2割 乳がん早期発見に効果
乳がん検診に使われるマンモグラフィー診断装置(乳房健康研究会提供)
 乳がんの早期発見や死亡率の低減に効果があるマンモグラフィー検査の重要性を認識している女性は多いものの、実際に検査を受けているのは二割にとどまっているとの調査結果を特定非営利活動法人(NPO法人)乳房健康研究会(理事長・霞富士雄順天堂大乳腺センター長)がまとめた。

 がん対策基本法に基づき二〇〇七年六月にまとめられた国の基本計画は「乳がん検診受診率50%」を目標に掲げているが、程遠い結果となった。

 研究会は「認知度が高い割に検査率が上がっていない。個人負担を抑えるための財源確保と、受診しやすい女性の技師や医師を増やすなど人材養成を一層進める必要がある」と指摘している。

 研究会は検診の実態を把握するため〇三年から二年ごとに調査。三回目の今回は首都圏在住の二十〜六十九歳の女性に調査票を郵送し、四百十三人の回答を得た。結果によると、マンモグラフィーなどの画像検診を定期的に受けることで乳がんの発見率が高まることを知っている女性は76%、早期発見なら95%が治ることも50%が知っていた。

 だが、実際にマンモグラフィー検査を受けていると答えたのは、過去二回の調査よりは増えたものの21%にとどまった。その理由として「受診する機会がない」「何の症状の心配もない」が多かったという。

 また、今後も定期的に受診したいと答えた人は、〇三年の74%から〇七年は51%と減少し“お試し”感覚の受診者が多いことも判明。継続して受けてもらうための環境づくりが今後の課題という。

 【マンモグラフィー】乳がん診断法の一つで、乳房を上下や左右から挟んでエックス線撮影する。厚生労働省は四十歳以上の女性に二年に一回、マンモグラフィーと視触診による乳がん検診を受けるよう勧めているが、受診率は欧米に比べて低い。

(熊本日日新聞2008年3月22日付朝刊)
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