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万有製薬、子宮頸部がん予防ワクチンの製造販売を厚労省に承認申請
 万有製薬(東京都千代田区)は13日、女性の子宮頸部(けいぶ)がんを予防する4価ヒトパピローマウイルス(HPV)組み換えワクチンの製造販売を、厚生労働省に承認申請した。

 4価HIVワクチンは、子宮頸部がん発症の主因であるHPV16型と18型、尖圭コンジローマ発症の原因になるHPV6型と11型の感染を予防する。米メルク社が世界で初めて開発した。商品名は「ガーダシル」。米国とメキシコで今年6月に承認されたのを皮切りに、世界85カ国で既に承認されている。

 子宮頸部がんは、子宮の入口にできるがん。ヒトパピローマウイルスによる感染が原因で、性交渉の低年齢化などに伴い患者が年々増えている。

 日本では毎年7、000人ほどが子宮頸部がんと新たに診断されて、毎年約2、500人が亡くなっている。特に20〜30歳代の若い女性に集中し、その年代の女性では「乳がん」に次いで患者が多い。

 HPVは100種類以上のタイプがある。世界の子宮頸部の原因は約70%が16型と18型。この2つのタイプは、外陰がんや腟がんの原因にもなる。また尖圭コンジローマのうち約90%は6型と11型が原因という。

 海外の2万人以上を対象にした臨床試験によると、ガーダシルは子宮頸部がんや外陰がん、腟がん、それらの前がん病変を予防。さらにHPV6型と11型に起因する尖圭コンジローマを防いだ。

 米国では、米疾病予防管理センター(CDC)の「子供のためのワクチンプログラム」に導入されて、低所得者らを対象にしたメディケイドと呼ばれる公的医療保険制度が適用される子供たちや民間医療保険未加入の子供たちに無償で提供されている。またオーストラリアでは、政府が16歳〜26歳の全女性にガーダシルを無償で接種できる予防接種プログラムを創設している。(南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年12月27日)
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