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早期発見、早期治療へ  重要な自己検診
 日本人女性の二十〜二十五人に一人がかかるとされる乳がん。罹患(りかん)率、死亡率とも年々上昇している。早期に発見すれば、治療法の選択肢が広がるため、乳房をエックス線で撮影するマンモグラフィー検査などの定期受診や、自分で乳房に触れて異常の有無を確認する自己検診が大切だ。

マンモグラフィー検査では、透明な板を徐々に下げて乳房を挟み、撮影する。部屋には音楽が流れ、穏やかな雰囲気だった=東京都文京区の順天堂医院
 十月は、市民団体などが乳がんの早期発見、早期治療を呼び掛ける「乳がん月間」。女性一人一人が自分の体と向き合う機会にしたい。

 女性の乳がんは三十代から増え、四十代にピークを迎える。出産や授乳の経験がない人に多いとされるが、原因は分かっていない。

 定期的にマンモグラフィーや超音波による検査を受けることが、早期発見につながる。しかし、厚生労働省によると、二〇〇五年度の全国の受診率は四十歳以上で18%にとどまる。

 発見の遅れが死亡率増加の要因となっている。順天堂大医学部付属順天堂医院の乳腺科診療科長、斉藤光江さんは「原因不明なので、罹患率の上昇は仕方ないが、死亡率が上がっているのは、乳がんに関して発展途上国である証し」と指摘する。

 マンモグラフィーが普及した欧米では、乳がん検診の受診率は70%以上に達し、死亡率も低下。米国では十月の第三金曜日を「全米マンモグラフィーデー」として啓発に努めているなど、日本とは社会的な認識の差が大きい。

 斉藤さんは「乳がんを人ごとと思わず、定期検診を受け続けてほしい。異常に気付くには、まず自己検診で普段の状態を知っておくことが重要」と強調している。

県医師会が認定する乳がん精密検査機関

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 (熊本日日新聞2007年10月6日付朝刊)
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