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乳がん治療薬「レトロゾール」 優先審査を承認
 FDA(米国食品医薬品局)は、閉経後早期乳がん患者の術後アジュバント(免疫増進)療法で、乳がん治療薬「フェマーラ」(一般名レトロゾール)の優先審査を承認した。

 レトロゾールは、8000人以上のホルモン受容体陽性の閉経後早期乳がん患者を対象に、標準治療薬のタモキシフェンとの直接比較試験を5年間実施。患者は(1)タモキシフェン5年投与(2)レトロゾール5年投与(3)タモキシフェン2年投与後、レトロゾール3年投与(4)レトロゾール2年投与後、タモキシフェン3年投与―の4群に無作為に割り付けた。

 その結果、レトロゾールはタモキシフェンに比べ、乳がんの再発リスクを21%減らし無病生存期間を有意に延ばした。またレトロゾール投与の患者は、遠隔転移のリスクがタモキシフェンより27%減った。中でも乳がん診断時に既にリンパ節転移している患者と、化学療法中の患者の再発リスクを、それぞれ29%、30%減少させた。

 このデータなどに基づき、スイス・ノバルティスファーマ社がFDAに優先審査を承認申請していた。優先審査は既存薬に比べ治療、診断、予防で有意に優る可能性があると判断された薬剤に認められる。

 (熊本日日新聞2005年9月21日付「夕刊メディカル」)

 
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