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早期乳がん アナストロゾールへの切り替えで死亡リスク減少
 英医学雑誌「ランセット・オンコロジー」の11月17日号は「早期乳がんでタモキシフェン治療の2〜3年後にアナストロゾールに切り替えた患者は、タモキシフェン投与を続けた患者よりも再発リスクが低下する」という臨床試験のデータを掲載した。

 データは、3つの国際的臨床試験をメタアナリシスした結果で、閉経後ホルモン感受性の乳がん患者ではタモキシフェンからアナストロゾールに切り替えて再発がほぼ半減。死亡リスクもおよそ3分の2に減少させたという。

 メタアナリシスに使った3つの国際臨床試験は、既にタモキシフェン治療中の患者を2〜3年後にアナストロゾールに切り替えると、タモキシフェンを5年連続して服用した場合よりも有効かを平均30カ月間追跡調査した。

 その結果、アナストロゾールに切り替えた患者は、(1)全生存期間が29%改善し、死亡リスクをほぼ3分の2に抑えた(2)無再発生存期間が45%改善し、再発リスクをほぼ半数に抑えた(3)無遠隔転移生存期間が39%改善した。

 初発の乳がん患者に対しても、タモキシフェンよりアナストロゾールで治療を始めた方が効果的といういくつかの臨床試験のデータが発表されている。また今のところ、新規の乳がん患者にタモキシフェンを5年以上単独投与した場合よりも、薬を切り替えて治療する方が有意であることが判明した臨床試験の結果も発表されていない。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2006年11月18日付)
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