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| 子宮頸部がん予防ワクチン 「子供のためのワクチンプログラム」に追加 |
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米国疾病予防管理センター(CDC)が、米メルク社が開発した子宮頸部(けいぶ)がん予防ワクチン「ガーダシル」を、9歳〜18歳の女性を対象にした「子供のためのワクチン(VFC)プログラム」に追加した。
ガーダシルは、ヒトパピローマウイルス(HPV)16型と18型に起因する子宮頸部がんのほか、子宮頸部病変、外陰部前がん病変、膣の前がん病変、HPV6型、11型、18型に起因する異形度の小さい前がん病変、生殖器疣贅(ゆうぜい)を予防するワクチンとして、FDA(米食品医薬品局)が6月に世界で初めて承認した。
米国では1994年以来、VFCプログラムで18歳以下の低所得者・障害者医療扶助制度(メディケイド)の受給資格者や民間保険未加入者らに、CDCがワクチンを買い上げて供給している。米国は公的医療保険が発達しておらず、大半は民間の医療保険に加入するが、この医療保険でカバーできない人たちを、公的資金でカバーする。
VFCプログラムに追加されたことによって、VFC受給資格のある若者はガーダシルを無料で接種できる。
ガーダシルは、6カ月の間に3回に分けて上腕か太ももに筋肉注射して接種する。接種時期は、最初の接種の2カ月後に2回目、6カ月後に3回目。ただワクチンを接種すると子宮頸部がんの定期検診をしなくてもいいわけではなく、接種者も定期検診が必要だ。
米国のほか、EU、メキシコ、オーストラリア、マレーシア、香港、台湾、カナダ、ニュージーランド、ブラジルなど既に30以上の国・地域が承認済み、さらに50カ国以上が承認審査中。日本では万有製薬(東京都千代田区)が臨床試験中を進めている。
子宮頸部がんは、女性特有のがんによる死因の世界2位。性行為の低年齢化によって、年間約50万人が子宮頸部がんと診断され、半数近い年間約24万人が死亡している。特に発展途上国での患者が急増しているため、米メルク社は途上国の研究機関とガーダシルを共同開発したり、低価格で接種できるように取り組んでいる。(南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2006年11月14日付)
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