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乳がんの悩み和らげる場に 熊本市に「図書館」
 乳がんに関する体験記や専門書などを一般に無料で貸し出す”図書館”が10月21日、熊本市新町の市西保健福祉センター内にオープンする。県内でも増加している患者たちの情報入手の場として期待を集めそうだ。

乳がん“図書館”の運営にあたる「あけぼの会熊本支部」の米岡信子さん(左)ら=熊本市西保健福祉センター
 図書館を運営するのは1987年に発足した乳がんの患者団体、あけぼの会熊本支部。今年6月から月1回、同センターで無料の悩み相談会を開いているが、情報発信の場を常設しようと、同センターなどの支援を受けて取り組むことにした。

 蔵書は合わせて約300冊で、同支部のメンバー約50人が持ち寄る市販の体験記や製薬会社から取り寄せた治療薬に関する冊子など。10年ほど前に亡くなった患者の遺族からの寄付金を活用するほか、無料相談会を支援している同市の開業医から最新の治療法を解説した専門書やモーツァルトの音楽CD約90枚の寄贈も受けた。

 同センター1階に蔵書やCDを並べ、利用者の責任で借り、返却する。利用できるのは月―金曜の午前9時―午後4時。

 同支部メンバーで中心的に活動している米岡信子さん(66)は「乳がんの診断を受けて途方に暮れたり、手術後も長期間不安な気持ちで悩んでいる人は少なくないと思う。図書を役立ててもらいたい」と話している。

 貸し出しは21日午後1時から。同日は、同支部による無料の悩み相談会も開く。(岡本幸浩)

 (熊本日日新聞2005年10月19日付朝刊)

 
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