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| 過活動膀胱の啓発・治療サイトが好評 |
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中高年の女性に多い過活動膀胱(ぼうこう)の病態や治療法を分かりやすく解説したファイザー社(東京都渋谷区)のインターネット上の「過活動膀胱解決サイト」が好評だ。
過活動膀胱は2002年ごろから使われるようになった病気の概念で、一般にはあまり浸透していないとされている。急に尿意をもよおしたり、漏れそうになったりする(尿意切迫感)、1日8回以上おしっこに行く、または、夜寝ている間に1回以上おしっこに行く(頻尿)、トイレに届くまでがまんできずにおしっこを漏らしてしまう(切迫性尿失禁)といった症状がみられる。60〜70代の女性に多い。
日本排尿機能学会の調査では、国内の患者数は推定810万人とされているが、人に相談できないと悩んでいる患者が少なくないという。
サイトでは、簡単な質問に回答するだけで過活動膀胱を診断するセルフチェックを1ページ目に置いている。過活動膀胱の原因と治療法は、音声付きの動画で説明している。(1)脳血管障害や認知症、パーキンソン病など脳や脊髄(せきずい)の障害が原因になる場合、(2)加齢や骨盤底の弱体化、尿路閉塞(へいそく)など脳や脊髄の障害が原因にならない場合、(3)原因不明―に大別される。
治療法は、排尿間隔を延ばして膀胱の容量を増やしたり、骨盤底筋の収縮力を強くする「行動療法」と「薬物療法」を併用するのが一般的だ。薬物は、アセチルコリンという神経伝達物質の働きを抑える「抗コリン薬」とカルシウム拮抗(きっこう)作用で膀胱の収縮を抑える「平滑筋弛緩(しかん)薬」がある。抗コリン薬は、尿が出にくい症状もある患者が服用すると、排尿が一層困難になる。また渇きや便秘、かすみ目などの副作用にも注意が必要だ。平滑筋弛緩薬は、胃腸障害や発疹(ほっしん)、眠気などの副作用が報告されている。
さらに過剰な水分やカフェインは取らない、外出時はトイレの場所を確認しておき、早めにトイレに行く、寒い場所で長時間過ごさない、といった日常生活の注意点のほか、尿漏れパッドの上手な使い方、骨盤底筋体操などを紹介している。
アドレスは http://www.oab-info.com/ (南里秀之)
(くまにちコム「健康・医療」2006年8月18日付) |
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