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高リン血症治療薬の承認申請
 バイエル薬品(大阪市)は透析患者の高リン血症治療薬「フォスレノール」(一般名・炭酸ランタン水和物)の製造販売を、厚生労働省に承認申請した。

 フォスレノールは食事から取るリン酸に高い親和性を持つリン吸着剤。リン酸と結合してつくられたリン酸ランタンは、消化管を通じて排せつされ、効果的に血清濃度を下げる。また剤形が水が不要なチュアブル錠で水分が制限される透析患者に合う。

 日本透析医学会が発表した「透析患者の2次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドライン」は高リン血症は血清リン値3.5〜6.0mg/dlの範囲での管理を推奨している。ただ末期腎疾患の患者はリンを体外に10分排出できずリンが蓄積。高リン血症が続くと腎性骨症、心血管系石灰化による心不全リスクが高くなる。

 全国の透析患者は、年1万人ペースで増えて約26万人。その70%ほどがリン吸着剤を服用し、その多くはカルシウム製剤という。ただバイエル薬品は「カルシウム製剤は高カルシウム血症を引き起こす原因にもなる」としている。

 (熊本日日新聞2006年12月27日夕刊メディカル)

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