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 少ない臓器提供       きょうの発言 西村真理子さん(2)
 「移植コーディネーターです」と名乗った後で「園芸関係ですか?」と聞き返されることは最近ほとんどなくなった。平成10年ごろはまだ認知度が低く、コーディネーターといえばインテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなどが知られていたようだ。

 臓器移植のコーディネーターは現在、都道府県に1人ずつ置かれている。全県下を1人で担い、24時間対応する態勢をとり、かつ普及啓発活動をするという仕事である。予算の都合で臨時職員の待遇で働いている県もあるそうだ。

 日本の臓器提供数は世界的にあまりにも少ない。脳死状態から提供してもらう心臓、肺、肝臓、すい臓、小腸などの移植を待つ患者さんたちにすれば日本は遅れていると思われるであろう。

 平成9年10月の臓器移植法施行から7年半がたつが、移植は進まないのが現状だ。そのため臓器提供の増加を目的とした改正案が今国会に上程予定だが、先の見えない状態である。厚生労働省は法律が改正されないと何もできないというが、果たしてそうだろうか。移植医療のことをもっと国民に知ってもらうためにできることはたくさんあると思うのだが…。

 このような中でも、現在までに36人の脳死の方から臓器提供があった。九州初の心臓移植が先般、九州大学で行われた。移植を受けたのは熊本の方だった。手術や臓器搬送などの費用約2000万円が自己負担になるそうだ。福岡では募金活動が行われているが、熊本でもっとアピールできないかと、先日行われた県腎移植者の会の10周年記念講演会で協力を呼び掛けた。 (県臓器移植コーディネーター)

 (熊本日日新聞2005年7月13日付夕刊「きょうの発言」)
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