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| かいちゃだめ! きょうの発言 西村真理子さん(10) |
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夏もピークを過ぎたとはいえ、残暑厳しい毎日である。虫に刺されてかゆい思いをしている方も多いだろう。私も子供たちも蚊やダニの“餌食”になった。ダニの方が治りが遅い気がする。しかし、かいちゃだめ! かきむしると炎症が長引くばかりか、傷から感染して跡が残って見た目も悪い。最近やっと我慢できるようになったが、すでに虫食いの跡だらけだ。
病院で10年ほど薬剤師の仕事を担い、臓器移植の勉強をした。その後も免疫についての最新の情報を見聞きしている。その中で次のような印象を持った。血液が体の隅々までサラサラ流れること、精神的に安定していること、そして炎症を起こさないこと、あるいは起こしても早めに鎮めることができるなら健康な状態を保ちやすい―。
先日、免疫に関する勉強会に参加した。免疫、ホルモン、神経が互いに調節することで体内の機能のバランスが保たれるのはすでに知られているが、厄介ものといわれる脂肪組織にも実は重要な役割があり、免疫やホルモンにも影響をもつ物質を分泌しているそうだ。精神的な影響も今後解明されるという。
何らかの原因で炎症が起こり、白血球などが集まって免疫反応が進む結果、発熱やホルモン分泌などが起こり反応を制御する。反応が暴走すると自己を攻撃し不具合が生じるのだ。
6月に熊本県難病支援センターが発足し、相談や支援の窓口として活発な活動をされている。難病には自己免疫疾患が多いと思う。免疫の仕組みは完全に解明されていないので治療も難しいが、移植に用いられる免疫抑制剤がいくつかの難病に効くことが分かってきた。原因が分からないのが一番困る。今後研究が進んで、難病に苦しむ方々が軽快されることを祈る。(県臓器移植コーディネーター)
(熊本日日新聞2005年9月7日付夕刊「きょうの発言」) |
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