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アステラス、欧州で臓器移植時の免疫抑制剤タクロリムス発売へ
 欧州委員会は、アステラス製薬(東京都中央区)の現地子会社に対し、臓器移植の際に用いる免疫抑制剤「アドバグラフ」(一般名タクロリムス)の販売を承認した。現地子会社は6月に英国とドイツで販売開始し、その後、順次、発売国を拡大する。

 アドバグラフは、アステラス製薬が開発した1日1回投与の徐放性製剤。臓器移植時の拒絶反応抑制剤として世界70カ国以上で発売されている。1日2回投与タイプの類似既存剤よりも投与回数を減らせるため、患者の服用コンプライアンスの向上が可能で移植臓器の長期間の保護効果が望めるという。

 欧州では、現地子会社が06年1月に中央審査方式により販売承認を申請。07年2月、欧州医薬品審査庁(EMEA)の欧州委員会(CHMP)が販売承認を推奨する旨の勧告を採択していた。

 販売承認の適応症は@新規腎移植と新規肝移植をした成人患者の拒絶反応の予防A他の免疫抑制剤で治療できない成人患者のさまざまな臓器の拒絶反応の治療―となっている。 (南里秀之)

(くまにちコム「健康・医療」2007年5月2日付)
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