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ノバルティス、心臓移植時の免疫抑制剤を発売
 ノバルティスファーマ社(東京都港区)は16日、心臓移植時の拒絶反応を抑える免疫抑制剤「サーティカン錠」(一般名エベロリムス)を発売した。

 サーティカンは、スイス・ノバルティス社が開発した経口剤。2003年にスウェーデンで承認されて以来、世界60カ国以上で既に承認されている。日本では未発売だったため、「サーティカン」の発売国で心臓移植の手術をした後、免疫抑制治療を終えて帰国する患者の可能性も指摘され、国内の移植医などが厚労省に早期承認を要望していた。

 サーティカンは、まず細胞内の特異的なタンパク質と結合。この結果生まれた複合体が、Tリンパ球の活性段階に働くカルシニューリン(細胞増殖シグナル)を阻害することによって、細胞増殖の抑制作用を持つ。インターロイキン-2など各種サイトカイン産生を抑えて免疫抑制作用を示し、免疫担当細胞であるリンパ球に対し特異的に働く。

 ノバルティス社は前身のスイス・サンド社以来、移植医療に使われる免疫抑制剤を重点開発している。移植医療の発達に大きく貢献したとされる「サンディミュン」(シクロスポリン)を1982年に発売して以来、免疫抑制療法に不可欠な薬剤の一つとされる「ネオラール」(シクロスポリンの非イオン性活性剤)などを相次ぎ発売している。(南里秀之)

 (くまにちコム「健康・医療」2007年3月18日付)
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