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 疲労回復のビタミンと呼ばれるビタミンB1は、疲れのもとになる乳酸の蓄積を防ぎ、糖質(炭水化物)をエネルギー化する重要な栄養素です。気温が上がる夏はビタミンB1の体内消費が増え、夏バテの原因になりがち。食欲アップや、ビタミンB1が不足しないメニューの工夫を心がけたいものです。
夏バテを防ぐ
 
豚肉のゴマ風味焼き


(1人分 205kcal)
(塩分1.1g)












 豚肉に含まれるビタミンB1は牛肉の十倍! ビタミンA、B2、Eの含有量も多く、タンパク質のアミノ酸バランスは他の肉類よりも優れています。

 ビタミンB1は、エネルギー代謝をスムーズにする作用もあるので、疲労回復に加えダイエットにも向く食材です。肉は高カロリーのイメージがありますが、今回使う豚ヒレ肉は低脂肪、低カロリー。脂肪が多いバラ肉の二倍のビタミンB1を含み、ミネラルにも富んでいます。脂肪分が少ないヒレ肉をおいしく仕上げるポイントは、香りとコク。今月ご紹介するメニューは、ゴマの風味を生かして香ばしく仕上げます。

 豚肉のつけ汁に加えるショウガは肉を軟らかくして臭みを消し、タンパク質や脂肪の消化を助けます。また、ショウガには胃液の分泌を促して食欲を増進させる効果や、新陳代謝を促進し体を温める作用もあるので、冷房病の予防に効果的です。

 衣に使ったゴマには、ビタミンEや強い抗酸化作用を持つセサミン、セミノールが含まれ、細胞の老化を防いで血管を丈夫にし、動脈硬化を予防します。中国の古い医学書には、ゴマは肝臓、心臓、肺などの内臓を活性化させ、衰弱やかいようから回復させるとあり、昔から滋養強壮効果で知られています。

 いよいよ夏本番。夏バテ解消食材をうまく組み合わせた食事で乗り切りましょう。元気の源はおいしい食卓から!(日本赤十字社熊本健康管理センター、写真・下曽山弓子)

 (熊本日日新聞2006年7月1日付夕刊)
○材料【4人分】
 豚ヒレ肉      20g×12切
 白ゴマ       大さじ4
 黒ゴマ       小さじ2
つけ汁
 濃口しょうゆ    大さじ11/3
 酒         大さじ1弱
 ゴマ油・ショウガ汁 各小さじ2
付け合わせ
 サヤインゲン    100g
 油         大さじ1
 塩         小さじ1/5
 コショウ      少々
 プチトマト     4個
 グリーンリーフ   適宜

○作り方

(1)豚肉は肉たたきかめん棒でよくたたきつけ汁に漬けて下味をつけておく(写真上)。
(2)肉の両面にたっぷりゴマをつけ(写真下)、180℃のオーブンで焼く。(途中裏返して約10分)
(3)サヤインゲンはさっとゆでて半分に切り、油でいためて、塩、コショウをする。
(4)皿に豚肉を盛り、いためたサヤインゲンとプチトマト、グリーンリーフを添える。

  ◇健康な体づくりに役立つ料理のレシピを、月1回紹介していきます。
 
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