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慢性鉄過剰症の治療薬を承認 米国食品医薬品局

 FDA(米国食品医薬品局)は、輸血に起因する慢性鉄過剰症の治療薬「エクスジェード」(一般名デフェラシロックス)を承認した。

 エクスジェードは、慢性鉄過剰症治療薬では世界初の経口タイプで、経口鉄キレート剤と呼ばれる。1日1回の投与で効果が望め、患者の「生活の質」が大幅に改善するとみられる。

 鉄過剰症は、遺伝に起因するとされる慢性不良性貧血や鎌状赤血球症、サラセミア、骨髄異形成症候群といった疾患を治療する際、大量の輸血をすることで発症。放置すると、体内に過剰な鉄が蓄積され、肝臓や心臓、内分泌せんを損傷する。

 現在の標準的な治療は、患者が輸血中または体内に過剰な鉄分が蓄積中にデスフェラール(一般名デフェロキサミン)を1日1回8時間―12時間点滴で投与。これを1週間のうち5日―6日繰り返すという。1日2回に分けて筋肉注射で投与する場合もある。

 FDAはエクスジェードを患者数が少ないオーファンドラッグ(希少医薬品)に指定し優先審査していた。

 (熊本日日新聞2005年11月30日付「夕刊メディカル」)

 
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