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震動刺激で筋力維持 転倒防止、腰痛に有効

転倒防止のための筋力維持などに効果がある震動刺激トレーニング装置を試すお年寄り=富合町のにしくまもと病院

 にしくまもと病院(下益城郡富合町)は、高齢者向けの震動刺激トレーニング装置を導入した。転倒防止のための筋力維持や尿失禁の改善・予防などに期待できるという。

  同装置は1人乗りの台座が左右交互に高速で震動することで、足元から全身の筋肉を刺激する仕組み。振動数が調整でき、立つ姿勢や重心の位置で震動の伝わり方が変わるため多様な刺激が可能。ドイツ製で、県内での導入は初めて。

  筋力の増強・維持のほか、転倒防止に欠かせない平衡感覚の養成、腰痛の軽減などに有効で、括約筋も刺激できるため尿失禁や便漏れの改善も期待できるという。既に導入している福岡の医療機関では、尿漏れで悩んでいた60歳代の女性が同装置でのトレーニングによって治ったという。

  にしくまもと病院は10月末に1台導入後、外来や通所リハビリ施設の利用者に使ってもらっており、「背筋が伸びて体が軽くなる」などと好評。今後、利用者に応じたトレーニングメニューを作ることにしている。

 同病院経営企画室長で、県理学療法士協会長の森重康彦さん(50)は「現在、高齢者の筋力トレーニングは病後の機能回復のリハビリが中心だが、疾病予防も重視する必要があると思う。装置を多くの施設に導入してもらいたい」と話しており、無料体験を実施している。問い合わせは、同病院経営企画室(電)096(358)1118。

 (熊本日日新聞2005年11月23日付朝刊くらし面)

 
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