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| 内臓脂肪30〜70%減少 特殊ゴムを共同開発 |
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熊本大大学院医学薬学研究部の甲斐広文教授(45)、荒木栄一教授(48)らの研究チームが、自動車部品メーカー「つちやゴム」(上益城郡嘉島町、倉田雄平社長)との共同研究で、特殊合成ゴムを装着したマウス体内に一定の周波数のパルス電流と一定温度の熱を同時に送り込むと、内臓脂肪を劇的に減少させる効果があることを、21日までに突き止めた。
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| 一定周波数のパルス電流と一定温度の熱を特殊合成ゴム板(手前2枚)を使って同時に体内に送り込むと、内臓脂肪を劇的に減らす効果があるという |
荒木教授らは学内の倫理委員会の承認を得て、年内にも内臓脂肪の蓄積と密接にかかわる2型糖尿病患者を対象にした臨床試験に入る。試験データなどを基に3年後をめどに医療用器具として製品化するという。
特殊合成ゴムは、つちやゴムの「電磁波シールドゴム」をベースに2年がかりで改良した。シールドゴムは電子機器を誤作動させる電磁波を遮断し通電性が高い。このゴムに、通電すると発熱して遠赤外線を放出する機能を付加した。
マウスを使った実験では、人工的に2型糖尿病にしたマウス20匹を、ゴム装着群と非装着群各10匹に分類。ゴム装着群には高カロリー餌を与える一方、2カ月間のうち週2回のペースで10分間ずつ通電した。非装着群は高カロリー餌を与えるだけにした。
その結果、一定の周波数の弱いパルス電流と一定温度の熱を同時に送り込むと、装着マウス群の内臓脂肪量は非装着群に比べ30〜70%程度少なかった。
また実験では、生体防御力を高める「Hsp72」と呼ばれるタンパク質の急増を確認。多発性骨髄腫を抑制するプロテアソーム阻害効果があることも分かった。
甲斐教授らは、腹部と背部に当てる手のひら大の特殊合成ゴム板2枚をケーブルで電源につなぐヒト用の装置を既に試作しているが、初期の糖尿病患者では食事療法や運動療法との併用が効果的とみている。
研究結果は3月の日本薬理学会と5月の日本糖尿病学会で発表する。(川崎浩平)
(熊本日日新聞2006年2月22日付朝刊)
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